韓国の有線網を掌握した華為、ナンバー2逮捕で影響は
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.10 13:16
世界トップ通信装備企業の中国華為技術(ファーウェイ)で実質ナンバー2の孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)が米国政府の要求でカナダで逮捕され、米中貿易戦争の激化が懸念される中、華為の韓国事業にも注目が集まっている。特に、今月1日に世界で初めて開通した第5世代移動通信(5G)サービスには華為の無線装備が導入されいる。
華為は中国人民解放軍出身の任正非会長が1987年に設立した。今回逮捕された孟副会長は任会長の娘だ。華為によると、昨年の世界売上高は6036億元(約10兆円)だった。2014年の2882億元から3年間に倍以上に増えた。任会長は「2020年に売上高1兆元を達成する」と話している。役職員は計18万人、研究開発人材は8万人にのぼる。最近は人工知能(AI)やクラウドなどの分野に事業を拡張している。
通信装備市場で華為は急速に成長している。2000年代半ばから売上高の15%を投入する果敢な研究開発(R&D)投資、中南米・インドなどの市場から掌握する攻撃的なマーケティングを通じて世界市場で存在感を高めた。市場調査会社IHSマーケットによると、華為の通信装備分野市場シェアは22%で世界1位だ。