【BOOK】「抵抗する日本知識人」が見通した日本
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2018.12.07 13:34
韓日関係に再び乱気流が起こっている。大法院(最高裁判所)の相次ぐ日帝強制徴用賠償判決と韓国政府の和解治癒財団解散の公式化により両国関係は一層凍りついた。更に安倍首相は「戦争可能な国家」への憲法第9条改憲に拍車をかけている。悪材料の連続だ。
このような時期に出た加藤周一氏(1919~2008年)の『言葉と戦車を見すえて』の韓国語翻訳版は韓国人に日本がどんな国なのかを改めて考えさせるきっかけになるだろう。日本が第2次世界大戦で敗戦した直後の1946年から2005年まで朝日新聞などに書いた評論27編を収録した『言葉と戦車を見すえて』には加藤氏の日本観と世界観がよく描かれている。