ポンペオ米国務長官は１日、トランプ米大統領と金正恩（キム・ジョンウン）北朝鮮国務委員長による２度目の米朝首脳会談開催時期と関連し、「来年年明けからすぐに開かれると考える（Ｉ　ｔｈｉｎｋ　ｉｔ’ｌｌ　ｈａｐｐｅｎ　ｓｈｏｒｔｌｙ　ａｆｔｅｒ　ｔｈｅ　ｆｉｒｓｔ　ｏｆ　ｔｈｅ　ｙｅａｒ）」と話した。

ポンペオ長官はこの日主要２０カ国（Ｇ２０）首脳会議が開かれたアルゼンチンのブエノスアイレスでＣＮＮとのインタビューを通じ、「（いつ会うかは）私はわからない。ちかいうちに（ｐｒｅｔｔｙ　ｓｏｏｎ）あることを望む」としてこのように話した。

彼は「しかしきょうは共有する追加情報を持っていない」と付け加えた。

ポンペオ長官は北朝鮮の核・ミサイル試験中断を「進展」と評価し、「両国は現在実質的な非核化成果導出に向け協議を持続している」と明らかにした。

彼はまた「われわれは正しい次の段階についてと対話を続けている。会談の次の段階ではなく、正しい実質的な次の段階だ」と強調した。

ポンペオ長官は「非核化まで対北朝鮮制裁を維持する。国連安保理対北朝鮮制裁決議に対する国際社会の参加は変わらないものであり、これは難関に直面すると数百億ドルの小切手を書いてやり北朝鮮が制裁を抜け出せるようにしたこれまでの政権とは違うこと」と話した。また「われわれはシンガポールでした金委員長の約束を履行することに決め、そのために熱心に努力している」と付け加えた。

ポンペオ長官が２度目の米朝首脳会談時期を「年明けすぐ」と強調したのは、既存の「１月初めの推進」から変化はないという立場を再確認したものとみられる。

最近米政府高位関係者が「われわれは（米朝会談の時期を）来年初めと言ったが１月初めと釘を刺して話したことはない」という主張をしていたが、ポンペオ長官がこの日明確に既存の立場を明らかにしたことで現在停滞状態である米朝間の交渉が今月中に速やかに進むだろうとの見通しも出ている。

これと関連し韓国政府高位関係者は、Ｇ２０会議中に開かれた韓米首脳会談結果を説明する席で「（２度目の米朝首脳会談は）遠くない時期に開かれそうだ」と話した。

ワシントンの外交消息筋は「年初に米朝首脳会談が開かれるためには遅くとも来週までにはポンペオ長官と金英哲（キム・ヨンチョル）北朝鮮労働党副委員長間の米朝閣僚級会談あるいはビーガン対北朝鮮政策特別代表と崔善姫（チェ・ソンヒ）北朝鮮外務次官間の実務級代表会談がなければならない。５日のブッシュ元大統領の葬儀後１０日ごろが今後の米朝交渉の大きな山場になるだろう」と予想する。