【コラム】日本貸金業界の伝説が韓国経済を評価すれば
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.30 08:20
日本貸金業界の伝説、故武井保雄・元武富士会長は、会社員や主婦を対象に「投機」をして日本最高の富豪になった人物だ。彼が融資する基準は独特だった。家を訪問し、洗濯がきれいに掛けられていて、履き物がきちんと置かれていれば、「この主婦は生活に愛着があるためお金を必ず返す」と判断した。逆に主婦の手に指輪やブレスレットが目立てば、ぜいたく好きと見なして金を貸さなかった。
過去に金融業界を担当した当時も似た話を聞いたことがある。中小ベンチャー企業担当のある証券会社アナリストは企業を訪問すれば必ず構内の食堂とトイレをチェックした。彼は職員の忠誠度を会社の成長の主な基準としていたが、構内食堂の味が良くなかったりトイレが汚れていれば離職率が高いと話した。ある銀行の企業貸出担当審査役は取引会社を訪問する際、郵便物や新聞が積もっていたり案内デスクの職員の空席が目立てば経営に問題がある可能性が高いと判断した。