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韓国の新しいトレンド、「ひとんち」巡り

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.28 14:19
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他人の家ほど気になる空間も他にないだろう。彼らはいったいどのような家づくりをしているのか、どんな家具や小物を使っているのか気になるからだ。友人・家族など特別な関係でなくては他人の家を訪ねる機会はそうそうないので好奇心はいっそう刺激される。

同じ脈絡で、最近口コミで広がったプログラムがある。「ひとんちプロジェクト」だ。名前が表すように、他人の家を訪ねて家主と一緒に時間を過ごし、その趣向を一緒に楽しむというコミュニティプラットホームだ。一面識もない人を自宅に招き、逆に客の立場では知らない人の家に行って時間を過ごすというのは本当にできるのかという気もするが、2017年1月にスタートしてから今まで約60件の集まりが催された。今年12月にはシンガポールで、来年1月には中国上海でも開かれる。最初は家の中でただお茶を飲んで談笑を交わすだけだったが、ここから発展して今では旅行についての情報交換をする「ひとんちマグネティック」、普耳茶を飲みながら関連した話を深める「ひとんち普耳茶」などのコンテンツへと多様化を遂げている。一体、どのような人々がこのような集まりを開き、また訪ねてくるのだろうか。気になる勢いで、記者も集まりに訪ねてみることにした。

 
「こんにちは。“ひとんち”にいらっしゃったのですか」

11月第1週の日曜日の昼下がり。弘大(ホンデ)近くにある音楽スタジオの前に到着した瞬間、自身を「門番」と称するキム・ソンヨンひとんちプロジェクト代表が明るい笑顔で声をかけてくれた。中ではこの集まりのホストであるチョ・ジュノさんが客を歓迎していた。チョさんはバンド「好きだからするバンド」で活動している歌手兼作曲家だ。チョさんは「今日は音楽という本業より、休む時に楽しむ趣味を一緒に共有したくてこの催しを開いた」と言った。

参加者は合計6人。20~30代の会社員で全員女性だった。キム代表の説明によると、参加者の80%が20~30代の女性だ。キム代表は「通常、催し別に1~2人の男性参加者がいるがそのほとんどは女性」としながら「彼女たちは一度きりで終わらず、他の集まりにも引き続き参加する」と話した。

この日はワイヤーパズル(針金で作ったパズル)をはじめ、4時間の間にいくつかのクイズとボードゲームを楽しんだ。パズルを解く間には、チョさんが南アフリカ旅行で持ち帰った紅茶を一緒に飲み、旅行中に魅了されたという南アフリカの音楽を聞いた。「円卓の騎士」をモチーフにしたボードゲームの時は、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のOSTをBGMにして雄壮な雰囲気を盛り上げた。最初はよそよそしかった参加者だったが、時間の経過とともに和やかなムードになっていった。自然と本棚に並んでいるチョさんの本を手に取ったり、片隅に積まれている他のパズルを指して「どれが一番むずかしいですか」などの会話を続いた。4時間は思ったよりすぐに過ぎた。今回が2回目の参加という30代会社員チェ・イェウォンさんは「ホストの好きなことを一緒に楽しむという目的で集まった場所なので、知り合い同士で集まるよりもむしろうまく集中できる」とし「私も近い将来、自宅にお客さんを招こうと考えている」と明らかにした。

11月16日、ソウル中区乙支路(チュング・ウルチロ)のあるビルの中には、SNSの写真だけで見ることができた有名人の台所を実際に見ることができる空間がオープンした。洗練された家づくりの様子を発信するパワーブロガーとしてスタートし、本の出版や「ティングル市場」というオフラインマーケットの運営までしている「ティングル奥様」ことイ・ヘソンさんの台所をそのまま再現したという「ティングル奥様の家」だ。約330平方メートル(100坪)に達する広い空間には、インスタグラムで見たイさんの台所がそっくりそのまま再現され、イさんが使っている鍋やフライパン、美しく料理を盛り付けていた食器、食材料をすっきりと整理した収納用品までひと目で見ることができるように陳列されていた。

この空間は、ティングル奥様の台所をショールーム形式で見せて、関連製品を販売するライフスタイルショップだ。「OVER THE DISH(オーバー・ザ・ディッシュ)」「DISTRICT.Y(ディストリクトワイ)」などを手がけたセレクトダイニング専門家のソン・チャンヒョン代表(OTDコーポレーション)が、イさんが使っている生活用品から好んで食べるという健康料理まで1500種類余りの製品をひとつの空間に集めた。ソン代表は「多くの主婦がティングル奥様が使っている製品とその空間について気になっていた。時間・空間の制約なく、イさんのライフスタイルをそのまま体験できる空間を用意して関連製品を自由に見て手に取ってもらえるようにしたかった」と話した。オープン当日、仁川(インチョン)から足を運んだという30代の主婦パク・ソヨンさんは「いつもインスタグラムで見ていたティングル奥様の家を見てみたかった」とし「今まで気になっていたものをいくつか買っていく予定」と話した。

ひとんちプロジェクトとティングル奥様の家には「趣向」という共通したキーワードがある。他人の趣向を知りたいと思い、センスのいい趣向を持つ人の真似をしたい現代人の心理をうまく反映している。ひとんちプロジェクトはソフトウェア、ティングル奥様の家はハードウェアでこれを見せているといえる。

トレンド分析家のキム・ヨンソプ氏(とがった想像力研究所所長)は「自身の家のインテリアに手を入れ、SNSを通して見せることを楽しむ風潮が生まれて趣向というものが生じ、自然に真似をしたい人の趣向にも関心が向くようになった」と分析した。ひとんちプロジェクトの場合、客は新しくセンスのいい趣向に触れられる機会で、家主の立場からは工夫した住まいの様子やその趣向をアピールする機会にできるということだ。キム所長は「今ではただの家づくりにとどまらず、関連した物を直接売買できる商取引に発展した」とし「今後はさらに速いペースで趣向に関連した幅広い産業が展開するようになるだろう」と展望した。

ソウル大学のクァク・グムジュ教授(心理学科)は「今や住まいは休息空間を越えて文化空間になった」としながら「家づくりの欲求が強くなった若者世代が他人の家のインテリアだけでなく、相手の人生や価値観まで習得・経験しようとする『知識欲求』が強くなった結果」と説明した。有名人だけでなく平凡な一般人まで「住まい」が物語る数多くの情報を収集した後、取捨選択しようとする健康的な好奇心が旺盛になるという説明だ。

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    2018.11.28 14:19
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    他人の家のリビングに集まって、座って本を読んでいる「ひとんち書斎」プログラム参加者。(写真提供=ひとんちプロジェクト)
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