【噴水台】燃料電池車怪談と文大統領
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.23 14:56
先日フランスを訪問した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の燃料電池車試乗は歴史的な場面になるかもしれない。国内では怪談が広まって爆発物扱いされた燃料電池車が、海外では韓国の先端技術を誇る劇的なイベントを演出したからだ。韓国には怪談が多い。「怪談共和国」といっても過言でない。BSE(牛海綿状脳症)、韓国哨戒艦「天安」、セウォル号など多くの事件に怪談が付きまとう。過ぎてみると、事実でなかったり誇張や煽動である場合が多かった。
燃料電池車もそのような怪談に苦しんだ。まず燃料電池車は燃料として水素タンクを搭載し、爆発の可能性が高いという怪談から始まる。水素爆弾は原子爆弾より威力がはるかに大きい。そのような凄まじい水素爆弾と燃料電池車が同じく水素を使うため怪談が出てきたのかもしれない。しかし水素爆弾と燃料電池車の原理は全く違う。水素爆弾はウランがあってこそ核融合を起こす。それだけ高度な技術力が必要であり、製造技術を保有する国は世界で5カ国にすぎない。