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大韓航空機爆破事件遺族「セウォル号に次ぐ国家災難…全面再調査を」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.20 16:11
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乗員乗客115人全員が行方不明になった1987年の「大韓航空爆破事件」の遺族が20日、「徹底した真相究明のために事故現地に対する再捜索と再調査を行うべきだ。官民共同調査団を構成して残骸捜索と事故原因を再調査するべきだ」と求めた。今月29日は事件が発生して31年目を迎える日だ。

家族会等はこの日午前、ソウル中区(チュング)プレスセンターで記者会見を行い「115人が搭乗した飛行機事故なのに、死体一体、部品一つ、ドライブレコーダー、機体の残骸を全く見つけることができなかった。理解することも納得することもできない事件」と訴えた。

 
続いて「当時、現地の捜索から調査・残骸物検証の過程で国土部は排除され、旧国家安全企画部(安全企画部・現国家情報院)が主導権を握りながら事故調査の基本原則が崩れた」とし「航空会社事故調査の1次責任者である国土部が公的職務を尽くしたのかと問わざるを得ない」と指摘した。

また「爆破事件も、現政府次元で真相究明が再開された済州4.3事件(済州島四・三事件)や光州(クァンジュ)5・18民主化運動(光州事件)、セウォル号惨事(セウォル号沈没事故)に次ぐ国家的災難」としながら「他の事件と公平性に保つために、この事件も徹底した真相究明を通じて家族の痛みを癒やし、犠牲者の名誉も回復するべきだ」と強調した。

大韓航空858便は1987年11月29日、イラク・バグダッドを出発してソウルに向かう途中、インド洋上空で消息が途絶えた。乗員乗客115人全員が行方不明となり、当時、韓国政府は遺骸や遺品を一つも見つけることができなかった。

国家安全企画部は事件を北朝鮮による空中爆破テロ事件だとし、第13代大統領選挙前日だった12月15日に金賢姫(キム・ヒョンヒ)を爆破犯の容疑で入国させた。金賢姫は1990年に死刑宣告を受けたが同年赦免された。

大韓航空858便爆破事件は、事件当時、安全企画部捜査の結果と参加政府時代の再調査の結果、どれも北朝鮮による空中爆破テロ事件という結論が出たが、行方不明遺族は金賢姫の主張の他に特別な物証がない点を指摘して、31年間にわたり真相究明を要求している。

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    大韓航空機爆破事件遺族「セウォル号に次ぐ国家災難…全面再調査を」

    2018.11.20 16:11
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    1987年11月15日、爆破犯で指定された金賢姫が強制連行される場面。(写真=中央フォト)
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