【社説】半導体にも暗雲…革新がなければ韓国経済は沈没する
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.20 09:17
韓国経済を「一人で」支えてきた半導体産業に赤信号が灯っている。メモリー半導体であるDRAMの価格は下落し、輸出増加傾向も鈍化している。そのうえに、世界最大の半導体需要国である中国が「半導体崛起」を前面に出してサムスン電子とSKハイニックスなど半導体会社に対する寡占規制の動きを露骨に表している。ただでさえ経済展望が暗いのに半導体産業まで成長の勢いが落ちれば、来年の韓国経済に苛酷な北風が吹き付けるかもしれないという懸念の声が大きくなっている。政府の戦略である革新成長になるためにも規制緩和や労働改革、新しい成長産業の発掘などに積極的かつ迅速な対応が必要な理由だ。
先月末を基準に半導体生産・販売会社などで構成されたフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は月初めより16.8%も急落した。半導体価格はここへ来て下落傾向に転じた。メモリー半導体であるDRAMの現物価格はDDR4ギガビット(Gb)を基準として6月1個当たり4.07ドル(約4500円)だったが、先月3.5ドルへと14%落ちた。