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日本の片田舎にある中古車販売店のラーメン屋がミシュランに

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.20 09:12
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東海(トンへ、日本名・日本海)に面する日本・本州南西部に位置する鳥取県。日本で鳥取県といえば「辺鄙な田舎」というイメージが強い。その鳥取県鳥取市のひっそりとした町の中古車販売店の事務室が世界的な名声を誇るレストラン評価書「ミシュランガイド」に掲載され、日本国内で大きい話題をさらっている。

日本メディアでは「中古車販売店が、『ミシュランガイド』に掲載された――。ウソのような本当の話だが、その店は確かに鳥取にあった。不可能を可能にした店主の情熱を味わおうと、店にはきょうも行列ができる」(17日付朝日新聞)、「鳥取県に起きた奇跡のような話」(18日テレビ朝日)という報道が続々と流れている。

10月に発行された「ミシュランガイド京都・大阪+鳥取2019」に掲載されたのは、鳥取市気高町浜村にある中古車販売店「ホット・エアー」に併設されたラーメン屋。「ホット・エアー」はもともとラーメン屋の名前ではなく中古車店の名前。事務室の中にラーメン屋が初めてできたのは2012年ごろだ。いってみれば中古車販売事務室兼ラーメン屋というわけだ。

社長の吉田克己さん(53)は鳥取市内の自動車販売店に勤めていたサラリーマンだった。2002年に独立して自分の中古車店をここに開業した。吉田さんの趣味はラーメン作り。子どもに「いいもの」を食べさせたいという一心で人工添加物を使わない独創的なラーメンの調理法に熱中した。毎日のように独学でラーメン作りに取り組んだ。

そのうちだし作りに自信がついて、地元の祭りにラーメンを出した。周辺から「おいしい」という評価の声を聞くようになり、経営する中古車販売店事務室の一角に厨房を設けた。また、商談スペースの一部を改造してテーブルを置いた。

2012年から客に特製ラーメンを提供し始め、今のような店の形になったのは2015年ごろだという。

初めは来客が一人もいなかったが、吉田さんは味の開発に対する努力を怠らなかった。「『絶対うまくいく』という根拠のない自信」を持つ人だという吉田さんの妻の言葉のように、昼夜問わず研究に没頭した。

試行錯誤の末に自分が考える理想的なスープの味に近づいた。煮込んだ鶏ガラの粉末に煮干しなどを組み合わせてスープを作った。吉田さんは材料1つだけを際だたせるのではなく、全体的な調和を重視している。塩やナシの果汁などの材料は0.1グラムの誤差もできないように正確に計器で測っている。デジタル機器で温度にもこだわっている。吉田さんはテレビ朝日のインタビューでその理由について「今の私の技術ではラーメンに(同じ量の)材料を入れるのが容易ではない。そのため少し面倒で大変でも正確に測定して正確な量の材料を使おうと考えた」と語った。

渾身の努力には好評がついてきた。「しつこくなくて食べやすい」「あっさりしているのに濃厚」などのうわさが広がり、熱心なファンもできた。

静かな田舎の「町内グルメ」が全国区にその名声を轟かせることになった契機は今年2月中旬にやってきた。

田舎の大衆食堂には似つかわしくないスーツ姿の男性が訪ねてきてラーメンを注文した。食事を終えた後、男性が差し出した名刺には「ミシュラン」という字が書かれていた。男性は営業が終わるまで待ち、1時間以上にわたってラーメンの調理法などを細かく質問して帰っていった。

今年9月にミシュランから届いた招待状を持参して出版記念パーティ会場に到着した後になって、吉田さんは自分の店がミシュランに掲載されたという事実を知った。

「ホット・エアー」はミシュランガイドの「Bib Gourmand(ビブグルマン)」に選ばれた。星をつける程ではないが、合理的な価格で素晴らしい料理を提供する食堂に対する等級だ。

ミシュランは「塩ラーメンと醤油ラーメンが看板メニュー。地鶏ガラのだしと、真昆布や自家製煮干しなどのだしを合わせたダブルスープが自慢だ。自然な美味しさを出すために、タレや油も無添加」と紹介した。

今回の「京都・大阪・鳥取2019」に掲載されたラーメン屋は9店。日本全体を代表する観光地・京都と日本第2の都市・大阪を合わせて8店、そして鳥取では「ホット・エアー」1店だけが掲載された。

看板メニューの「極み塩ラーメン」と「極み醤油ラーメン」の価格は800円で、一日60食限定で販売している。

ミシュランの掲載が伝えられてからは、営業開始の午前11時15分になる前から客が店の前に並び、閉店する午後2時30分前には用意した60食が完売する場合がほとんどだ。

「いくら止めてもきかない。ラーメンに熱中するとまったく話にならない」という妻の言葉のように、ラーメンに注ぐ吉田さんの情熱は冷めるところを知らない。

今回は「ビブグルマン」だが、次は日本のラーメン屋では2店しか取っていないという「ミシュランスター(星)」にも挑戦し、将来は東京でラーメンで勝負したいと吉田さんは話す。

日本メディアは「厳しい日本式の職人精神が快挙を生んだ」と興奮している。

吉田さんは中央日報との電話インタビューで「ミシュランへの掲載はとてもうれしいことで、海外メディアにまで紹介されてさらにうれしい」と話した。

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    2018.11.20 09:12
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