韓経:【コラム】「BTS効果」拡散するには=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.12 09:34
防弾少年団(BTS)が断然最高の話題だ。関連ニュースが出ない日はない。10日に日本があるメンバーの「光復節Tシャツ」を理由にBTSの放送出演を取り消すことにして議論を呼んだ。これに先立ち6日に韓国で行われたミュージックアワード行事では9冠王を占めた。ファンクラブ「アーミー」の会員になろうと並ぶ人もとても多い。BTSの歌を最後まで聴いたことのない中年層も「BTSシンドローム」を話す。世界の音楽ファンとメディアがBTSと韓国に注目する。防弾がサムスンスマートフォンとLGエアコン、現代自動車など韓国代表ブランドと製品に劣らぬ商品になった。K-POP熱風はKファッション、Kビューティー、Kフード、Kムービーなど韓国文化全般に対する世界の人の人気に広がっている。韓流が完全に新しい段階に跳躍している。
大衆音楽、映画など産業化されたジャンルで他の芸術分野に目を向ければ冷たい現実がある。クラシック音楽、美術、舞踊など古典雰囲気が強いジャンルの芸術家は自身の才能を誇る空間そのものを探しにくい。「舞台に立つ機会を得られなかったクラシック専門演奏者は1人や2人でない」という音楽家の哀訴はおおげさではない。地方である大邱(テグ)オペラハウスのオーディションにも全国各地の声楽家が300人以上駆けつけるほどだ。