ニュージェン清算を宣言した東芝…韓電、英国への原発輸出に支障
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.09 07:44
東芝がニュージェネレーション(ニュージェン)の清算を決めた。ニュージェンは韓国電力(韓電)が推進している英ムーアサイド原発の事業権者。当初、韓電は東芝が保有するニュージェン株100%を買収する計画だった。しかし今回の法人清算決定を受け、英国に原発を輸出する計画にも支障が生じることになった。
産業通商資源部によると、東芝は8日、「いくつかの企業と交渉していたが、2018年会計年度(2019年3月末)内にニュージェン売却を完了するのは難しい」とし「ニュージェンの運営に必要な追加費用などを考慮すると清算が合理的だと判断し、清算手続きを踏むことにした」と明らかにした。
これまで交渉は順調でなかった。当初、東芝と韓電は今年6月15日までに交渉を終えることにしたが、期間を延長(1カ月)しても合意にいたらなかった。その後、7月31日に韓電に優先交渉対象者の地位を解除すると通知した東芝は、カナダ・中国などに買収の意思を打診した。しかし適切な事業者が見つからなかったという。結局、売却遅延による費用が清算費用より大きくなると判断し、事業を整理したと解釈される。