【社説】韓国経済2トップ交代説…市場に信頼される人物を
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2018.11.03 13:27
最低賃金の引き上げなど主な経済政策をめぐり不協和音が生じていた文在寅(ムン・ジェイン)政権の経済ツートップの金東ヨン(キム・ドンヨン)経済副首相と張夏成(チャン・ハソン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)政策室長が近く交代する見通しだ。青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は「大統領は決心していないし、決定を出したこともない」と述べたが、すでに交代は既成事実化しているだけに一日も早く入れ替えて緊急な経済懸案に対応する必要がある。
最近の経済指標を見ると、韓国は成長どころか消費・生産・投資がすべて下降し、沈滞が本格化する局面に入っている。政府が所得主導成長を目指すといって市場に逆らう政策を展開したため、企業の投資心理が急激に冷え込み、自動車や半導体など主力産業にまでマイナスの兆候が表れている。こうした時期に経済ツートップの葛藤は経済不安を加重させるという批判が提起されてきた。遅くなったが、今からでも市場に信頼を与える経済ラインナップで再整備する必要がある。