「南北山林協力会談は期待以下」…北朝鮮が不満示した理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.28 11:55
南北山林協力会談が開かれた22日、北側団長であるキム・ソンジュン国土環境保護省山林総局副総局長が露骨に不満を表わした。彼は会談を終え南側首席代表であるパク・ジョンホ山林庁次長に「今後こうした形式で会談がなされるならば南北山林協力会談に期待を持たないだろう」と吐き捨てた。「民族が望む期待ほど討論されたとはいえない」という話もした。彼はこの日会談を通じ南側の年内の対北朝鮮養苗場10カ所の建設支援などを引き出しながらも不快感を示した。
会談の北朝鮮責任者が「期待以下」と言わなければならなかった背景には切迫感があったとの分析が出ている。北朝鮮が会談で当初期待した結果を得られず、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の指示を履行するのに支障を懸念したためではないかという話だ。金委員長は山林復旧を「戦争」と呼び、2025年をデッドラインに定めた。このためには南側の支援が切実な状況だ、南側が国際社会の対北朝鮮制裁を意識し十分な支援をできないと北側で不満を露わにしたということだ。