韓国の缶詰ハム製品から細菌検出…消費者の不安拡散
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.25 11:05
韓国食品メーカー大手の大象清浄園(テサン・チョンジョンウォン)の滅菌製品である缶詰ハム「ランチョンミート」から細菌が検出されて消費者不安が高まっているが、正確な原因はまだ謎に包まれいてる。清浄園は製造工程での問題点は見つからなかったとしているが、専門家の間では缶詰ハム容器の缶の密封や滅菌過程に問題があったのではないのかと指摘している。
清浄園は24日、ランチョンミートだけでなくウリファームデリ・ウリファームサランなど、すべての缶詰ハム製品の生産と販売を一時中断すると発表した。同社ホームページには、イム・ジョンベ代表名義による「謝罪文」を載せて「弊社のランチョンミートの件でお客様にご心配をお掛けした点に対して心からお詫び申し上げる」とし「問題になった製品に対し、正確な原因究明を行うために最善を尽くす」と明らかにした。清浄園は消費者が保管している清浄園の缶詰製品すべてに対して相談室などを通じて苦情を受け付け、払い戻しをする計画だ。
この日、食品医薬品安全処(食薬処)は「近く会社側に製造停止15日の行政処分を下す計画」と明らかにした。食薬処はこれに先立つ23日、大象天安(チョナン)工場で2016年5月17日に製造されたランチョンミート製品から細菌が検出されたとし、販売を中断させて回収措置に入った。食薬処は「消費者の届出で該当製品を回収して検査した結果、『細菌発育陽性』が確認され、流通非適合判定を下した」と説明した。