JSAの南北兵力、早ければ28日から自由に行き来
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.23 13:05
南北(韓国・北朝鮮)が22日、年内に北朝鮮の育苗場10カ所の現代化事業を推進することで合意した。また、南側は11月中にマツ材線虫病の防除に必要な薬剤を北側に提供し、来年3月までに共同防除を進めることにした。南北はこの日、開城(ケソン)南北共同連絡事務所で山林協力会談を開き、こうした内容を骨子とする4項目の共同声明文を発表した。
今回の会談は、15日の南北高官級会談で平壌(ピョンヤン)共同宣言(9月19日)履行に向けた分野別の後続会談を進めることにした後、初めて開かれた。米国と国際社会の対北朝鮮制裁の中でも南北協力事業を可能なレベルで進めるという韓国政府の意志が反映されたとみられる。この日の会談で南側首席代表を務めたパク・ジョンホ山林庁次長は会談後、「南北山林協力は関連国との緊密な協議を通じて進めているが、協議する必要のない部分が多い」とし「必要なら協議するが、育苗場現代化事業はそうでない部分だと理解している」と明らかにした。この日の合意は米国の対北朝鮮制裁と衝突しないという趣旨だ。別の当局者も「人道的支援は対北制裁の例外」とし「山林協力は北の不足するインフラに対する人道的支援の性格が強く、韓国の山林保護にも必要な部分であるため制裁に該当しないと判断する」と述べた。しかし米国政府がこれまで厳格な対北朝鮮制裁遵守を要求し、一部の南北協力事業に敏感な反応を見せてきたという点で、今回の合意をどう受け止めるかが注目される。