【社説】正規職世襲に企画入社まで…ソウル市傘下企業がなぜこんなに腐敗したのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.18 13:20
ソウル市傘下公企業であるソウル交通公社の正規職転換業務を総括した幹部が無期契約職だった自身の妻を正規職に引き上げてこの事実を隠していたことが明らかになった。九宜(クイ)駅スクリーンドアの悲劇的事件を受けた交通公社の正規職化が既存職員の妻・息子・娘・嫁など家族ビジネスの場に変質したのだ。
自由韓国党の金容兌(キム・ヨンテ)事務総長によると、ソウル交通公社の企画処長(現・人事処長)は交通公社食堂で働いていた妻を正規職に転換させた後、今回公開された正規職転換108人の名簿から名前を抜いたという。また、ソウル市が家族採用不正疑惑を明らかにするために全数調査を進めようとしたところ、民主労総は「個人情報を暴くもの」と反発し、交通公社労組員に「絶対に応じるな」という公文書を送った。