次は英国を説得…文大統領、米国避けて対北制裁緩和を促進?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.16 08:37
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北朝鮮の非核化を進展させるための相応の措置として国連の対北朝鮮制裁解除カードを取り出した。文大統領は15日(現地時間)、仏パリでマクロン大統領と首脳会談を行い、「国連の制裁緩和を通じて北朝鮮の非核化をさらに促進する必要がある」とし「マクロン大統領がこうした役割をしてほしい」と要請した。
文大統領がフランスに具体的な役割を要請した背景は国連の力学構図のためと考えられる。フランスは米国・英国・ロシア・中国と共に国連安全保障理事会の常任理事国。北朝鮮との非核化交渉を進めている米国は制裁維持の原則を変えないが、常任理事国が制裁緩和に前向きな姿勢を見せる場合、米国も外交的な負担を感じる可能性があるということだ。