韓国与党「トランプ氏、主権国家の韓国を無視」 韓国党「対北制裁で韓米亀裂の証拠」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.12 08:51
11日、国会外交統一委員会の統一部国政監査では前日、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が5・24措置の解除を見直すと発言して覆したが、その余震が続いた。
特に、康長官の発言以降、夜にドナルド・トランプ米大統領が「韓国政府はわれわれの承認(approval)なしには何もしないだろう」と述べた事実が知らされ、一層議論を呼んだ。外交部関係者は中央日報とのインタビューで個人的意見を前提に「承認という言葉はとても異例的だと判断する」と話した。
国政監査会議場の民主党の議席ではトランプ大統領を批判する声があふれ出た。沈載権(シム・ジェグォン)議員は「韓国も主権国家なのにトランプ大統領の『承認』という表現は不適切だった」と話し、宋永吉(ソン・ヨンギル)議員も「国際社会と米国に積極的に話して韓国が北朝鮮への人道的支援などを主導しなければならない」と主張した。宋議員は別にフェイスブックに掲載した文章で「5・24措置は誰かの『承認』を得なければならない事項でないと考える。『事前協議(prior consultation)』でなく米国の『承認』を得なければならないという発言は主権国家としての大韓民国を無視するもので適切でない」と批判した。