中国の電気自動車バッテリー企業が急減…韓国・日本にチャンス
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.11 14:57
中国政府の支援を背に市場シェアを大幅に増やしてきた中国電気自動車バッテリー企業が「ブーメラン」を受けている。売掛債権などを担保で資金を借りて生産設備を増やしたが、今は製品が余るほどになったからだ。
昨年上半期の中国市場シェア(6.5%)がサムスンSDI(6.4%)とほぼ同じだった中国のオプティマムナノエナジーは7月からバッテリー生産ラインの稼働を中断している。ナンジンイルロンニューエナジー(昨年上半期シェア2.2%)は経営難で生産設備を差し押さえられた。中国の中小型バッテリー会社の破産・廃業も相次いでいる。中国自動車技術研究センターによると、今年、中国電気自動車バッテリー企業の約30%が廃業した。
大韓貿易投資振興公社(KOTRA)中国地域本部南京貿易館のキム・スミ調査分析官は「中国の100余りの上場バッテリー企業のうち半分(52社)が純損失を出した」とし「2020年前後に全体の90%が危機を迎えるだろう」と予想した。