124日ぶりに登場したファン・ビンビンさん、8億8384万6000元の罰金
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.04 10:46
中国の有名女優ファン・ビンビン(范冰冰)さん(37)が脱税容疑で8億8384万6000人民元(約147億円)の罰金を科されたと官営新華社通信が3日、伝えた。ファン・ビンビンさんが行方をくらましてから124日経過していた。中国メディアによると、ファン・ビンビンさんは計2億4800万元を脱税し、期限内に罰金を納められない場合、公安機関に送られて刑事処分を受けることになる。
ファン・ビンビン事件が世間の大きな関心を引くことになったのは、有名芸能人と大物政治家が関わっているという疑惑のためだ。その始まりは2003年映画『手機(携帯電話)』だった。この映画によって、同作を手がけたフォン・シャオガン(馮小剛)監督(60)と人気アナウンサーの崔永元氏(55)は敵対することになった。映画の中で不倫を楽しむ男性主人公が実在人物の崔永元氏と100%に近いシンクロ率を見せたためだ。
これによって崔永元氏は大きな打撃を受け、フォン・シャオガン監督と映画に出演したファン・ビンビンさんに対して怨みを持つようになったという。15年が経過した2018年、往年メンバーが再び集まって『手機2』の制作に入ると、崔永元氏は本格的な復しゅうを開始し、ヒロインを演じたファン・ビンビンさんの脱税容疑を当局に情報提供したといううわさが広まった。直後の6月2日、ファン・ビンビンさんは自身の微博(ウェイボー、中国版ツイッター)に最後のコメントを残して忽然と姿を消した。その後、確認されていない疑惑は大きく膨らんだ。