米国「キャンプに救急ヘリ飛ばすときも北の許可受けなければならないのか」 南北軍事合意に不快感(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.27 10:15
南北が今月19日の平壌(ピョンヤン)首脳会談時に発表した軍事分野合意書をめぐり、米国も全面的に同意したのかどうか問題になっている。韓国国防部が韓米軍事当局間で十分に協議したと明らかにしたこととは異なる雰囲気が感知されている。
韓国政府消息筋は26日、「米国政府当局者が非公式的に『キャンプ・ボニファスに患者が発生して米軍航空医務後送部隊“ダストオフ(DUSTOFF)”のヘリを飛ばすために北朝鮮の許可を受けなければならないのか』と尋ねた」と伝えた。キャンプ・ボニファスは板門店(パンムンジョム)にほど近い軍事基地で、軍事境界線(MDL)から南に2.4キロ離れている。昨年11月、板門店で起きた亡命北朝鮮軍に対する銃撃事件当時、銃によって負傷した亡命者のオ・チョンソン氏(25)が米軍ダストオフのヘリコプターに乗せられた場所がこのキャンプ・ボニファスだ。このような米国の反問は、南北軍事分野合意書のためだ。