韓国版ブラック・フライデー目前なのに…政府は高みの見物
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.21 15:28
10日間の日程で開かれる韓国版ブラック・フライデー「2018コリアセールフェスタ」が28日から開幕する。今年は特に秋夕(チュソク、中秋)連休と中国の国慶節日程まで重なり、沈滞した消費に活力を吹き込むのではないかと期待が高かった。だが、行事開幕が一週間後に迫っているのに、開催そのものさえ充分に周知されておらず、セール期間や主催予算も大幅に削減され、経済的な効果が半減するのではないかという懸念が増している。
今年のセールはソウルでは江南(カンナム)・明洞(ミョンドン)・東大門(トンデムン)・弘大(ホンデ)・三成(サムソン)駅など5カ所で行事が開われ、地方でも文化・観光・ショッピング行事が準備されている。主催している文化体育観光部と産業通商資源部は「デパートと大型商店、伝統市場はもちろん、オンラインショッピングモールまで年中最多の700~800件余りのブランドが参加するセール行事を企画中」と明らかにしている。セールに参加するブランドは最大800件余りに達するが、参加業者数はまだ確定していない。2016年は341社、昨年は446社が参加した。
購入したい商品が少ないという例年の指摘に、2016年からサムスン電子やLGエレクトロニクスなど家電企業も参加することで幅を広げた。今年もこれらの企業が乾燥機や有機ELテレビなどを割引販売する。コリアセールフェスタはこれまで「韓国版ブラックフライデーと謳っているが特に安くはない。普段のセール幅と違いがない」という消費者の不満を買ってきた。