金委員長が贈ったマツタケ2トン…七宝山産なら15億ウォン相当
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.21 08:47
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が南北首脳会談を記念して20日に韓国側に送ったマツタケ2トンは15億ウォン(約1億5000万円)相当と推定される。
襄陽(ヤンヤン)束草(ソクチョ)山林組合によると、1等品天然マツタケの価格は1キロあたり76万9100ウォンで落札された。マツタケの産地や等級は把握されていないが、金正恩委員長が自ら贈ったという点を考慮すると、北朝鮮で最上品とされる咸鏡北道七宝山(チルボサン)産である可能性が高い。金委員長の父・金正日(キム・ジョンイル)総書記も2000年の南北首脳会談後に3トン、2007年には4トンの七宝山マツタケを贈った。
このマツタケはすべて北側の家族にまだ再会できていない4000人に配る計画だと、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は明らかにした。青瓦台の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官はこの日、「まだ離散の痛みが癒やされていない未再会家族に分けて配る」と伝えた。高齢者を優先して選定し、各500グラムを秋夕(チュソク、中秋)前に届けるという。1家族が受けるマツタケの価格は約38万ウォン分となる。