<南北会談>米専門家「非核化は大きな進展なく南北関係だけ先行」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.20 08:34
「9月平壌(ピョンヤン)共同宣言」に対し、米国の韓半島(朝鮮半島)専門家らは慎重な反応を見せながらも、大半が「会談の核心だった『非核化』では成果がなかった」という評価を出した。中央日報は平壌共同宣言が出た直後の19日、8人の専門家に共同宣言に対する評価を尋ねた。
ビクター・チャ米戦略国際問題研究所(CSIS)韓国部長は「南北の協力には相当な進展があったが、非核化では大きな進展がなかった」とし「またも北朝鮮は『核申告、外部検証受け入れ、核無能力化日程の提示』を拒否した」と指摘した。続いて「(北朝鮮が)寧辺(ヨンビョン)と西海(東倉里)で譲歩カードを提示したのは結局、今後、核実験やミサイル発射は中断しても(核)武器は決して放棄しないということを示唆する」と解釈した。
スコット・スナイダー外交問題評議会(CFR)研究員は米朝間の非核化交渉に進展がない状況で南北間の関係改善があまりにも先を進んでいると懸念を表した。スナイダー氏は「米国が相応の措置を取る場合に寧辺核施設廃棄」についても否定的な反応を見せた。スナイダー氏は「米国は当初から寧辺に限定された査察を望んでいない。すべての核施設と核物質に対する検証が可能な『リスト』を望んだが、これが得られなかった」と強調した。