「歴代最大被害」大げさ予想のおかげ? 台風19号、人命被害少なく
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.24 10:58
「歴代最大被害」が予告された台風19号「SOULIK」が忠清道(チュンチョンド)内陸を通過している。3日午前6時のデータを基準とした7時の発表によると、台風19号は最大風速22メートルの小型台風へと弱まり、忠清北道沃川(チュンチョンブクド・オクチョン)付近を通過している。
23日午後11時ごろ、全羅南道木浦(チョルラナムド・モクポ)に上陸した台風19号が夜の間に全羅南道内陸を横切りながら同地域に被害が集中した。23日、光州(クァンジュ)・全羅南道地域では強風で電線が切れたり倒れた街路樹に電線がひっかかったりして6272世帯で停電となったほか、風で街路樹が倒れる被害も続出した。全羅南道高興(コフン)では強風によってマンションの塀の一部が崩れて高校生1人が骨折した。全羅南道潭陽郡(タミャングン)では対向を走っていた2台の貨物車が正面衝突して運転していた2人が死亡する事故も発生した。警察は2台のうち1台が風にあおられたことからスリップして事故が起きたものとみている。集中豪雨によって夜間に国道の一部が通行止めになったところもある(現在は復旧)。全羅南道珍島(チンド)では強風のためバス停留場が横倒しになった。風によって立看板が落下したりガラスが割れたりするなどの被害も相次ぎ、農作物被害はまだ集計さえできていない状態だ。
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