トランプ大統領が言う「追加措置」…北核施設稼働の縮小?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.22 08:59
トランプ米大統領が20日(現地時間)に示唆した北朝鮮の非核化「追加措置」に関連し、核施設の稼働縮小である可能性が提起されている。トランプ大統領はこの日、ロイター通信のインタビューで「核実験場の爆破のほかに北朝鮮が具体的な非核化措置を取ったのか」という質問に対し、「私は彼ら(北朝鮮)がそのようにしたと信じる」と答えた。しかし「追加措置」には具体的に言及しなかった。
これに関し情報当局者は21日、「北が最近、高濃縮ウラン(HEU)などの核施設の稼働を縮小した状況が観測される。韓米情報当局が精密分析している」と明らかにした。この当局者は「北は制裁のため重油が十分に供給されず、発電設備が老朽化し、慢性的な電力難に苦しんでいる」とし「にもかかわらず、先月から平壌(ピョンヤン)をはじめ主要都市に電力を24時間供給中」と説明した。続いて「北が軍需施設、特に核施設に供給してきた電力を生活施設に転換したという情報がある」とし「電力供給の変化が一部の濃縮装備の稼働縮小に関係している可能性があり、注視している」と明らかにした。HEUは高速の遠心分離機を稼働して濃縮するが、この過程で大量の電気を必要とする。この当局者は情報上の理由から北朝鮮のどの地域の核施設が関連しているかについては言及しなかった。