「世界初の5G」タイトル、韓中米のどこへ?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.16 09:17
韓国政府が「世界初の5G(5世代移動通信)商用化」時期を来年3月に設定した中、米国・中国など「通信強国」が世界初タイトルを脅かす存在に浮上している。
米国では4位の移動通信事企業スプリントが5G商用化競争に加わった。LGエレクトロニクスは15日、「来年上半期中にスプリントに5Gスマートフォンを供給することにした」と明らかにした。スプリント側は「LGエレクトロニクスのスマートフォンが北米で最初の5Gスマートフォンになるだろう」と断言した。5Gを契機に従来の市場勢力図を変えるため、米スマートフォン市場シェア3位のLGエレクトロニクスと移動通信4位が手を握ったのだ。LGエレクトロニクスは「世界最大プレミアム市場の米国で5Gスマートフォン主要供給先を確保したという意味がある」と説明した。
スプリントはソフトバンクの孫正義会長が最大株主の企業で、米移動通信企業3位のT-モバイルとの合併を推進している。合併が実現すれば市場シェアが29%となり、1位のベライゾン(35%)、2位のAT&T(33%)と共に「3強体制」を構築することになる。通信事業の特性上、従来の市場秩序を変えるのは難しかったが、合併に続いて5G市場を先に確保すれば「ゲームチェンジャー」に浮上する可能性もある。