<光復節祝辞>韓国大統領、日米含めた7カ国に鉄道共同体を提案
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.16 08:38
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が15日、光復節(解放記念日)の祝辞で平和の定着を通じた韓半島(朝鮮半島)の経済発展という「平和=経済」構想を打ち出した。文大統領はこの日の祝辞で、戦争による分断が引き起こした社会・経済的損失を説明するために相当な時間を割いた。「分断は戦争の恐怖を日常化し、莫大な経済的費用と力の消耗をもたらした。分断は安保を前面に出した軍部独裁の名分になり、理念の葛藤と政治理念論政治の口実になった」としながらだ。続いて分断克服の必要性を力説した。
文大統領は「政治的統一は遠くても、南北間に平和を定着させて自由に行き来して一つの経済共同体を成し遂げることが我々にとっての真の光復(解放)」と強調した。文大統領は対外経済政策研究院の資料も引用し、今後30年間、南北間経済協力に伴う経済的効果が170兆ウォン(約16兆5400万円)になるとして具体的な数値まで提示した。東国(トングク)大学北朝鮮学科のキム・ヨンヒョン教授は「非核化平和体制が政治的領域だけにとどまるのではなく、結局、韓国経済を発展させることができる原動力という意味」と述べた。