高齢者の暇つぶし場所に転落した三一節の聖地「タプコル公園」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.14 10:09
先月27日午後4時。ソウルのタプコル公園は暑かった。スマートフォンの画面を見ると気温34度を表示していた。一緒に公園を訪れたイ・ホソン崇実サイバー大学教授(キリスト教相談福祉学科)が八角亭の左側のベンチを見てほしいという。イ教授は2000年代後半からタプコル公園の高齢者の実態を研究してきた。高齢女性1人に高齢男性2人。女性は一般の外出者の姿ではない。服装や印象が少し異なる。イ教授は「このように言葉を交わしながら交渉が成立すれば公園の隈に行ってスキンシップをする」と話した。男性を相手に体を売る「バッカス婆さん」である可能性が高いということだった。
来年100周年を迎える三一独立運動の発祥地タプコル公園の現状だ。世界的に類例がない非暴力抵抗運動が始まったところだと自負するが、そのような歴史性を21世紀のタプコル公園で見つけるのは難しかった。時間を持て余すが経済的な余裕がない老年層の集合場所というイメージが依然として強い。活気あふれるシルバー空間という見方もあるが、怪談が忘れる頃には浮上する。