科学英才を1人も生み出せない韓国教育システム
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.13 16:13
科学英才1人もまともに育成できない韓国式教育システムの問題だろうか。8歳で大学に入学したIQ187の「天才少年」ソン・ユグンさん(21)が結局、博士課程を終えられず学校を離れることになった。
科学技術連合大学院大学校(UST)によると、ソンさんは6月、卒業のための博士学位論文最終審査で不合格になったことが分かった。ソンさんは2009年、修士・博士統合課程でUST韓国天文研究院キャンパスに入学したが、卒業年限の8年以内に博士学位を取得できず、結局、2018年前期学位が終わる今月末で卒業でなく「修了」となった。ソンさんは12月に現役兵として軍に入隊する予定という。今後、博士学位を取得する場合、軍服務を終えた後に別の大学の学位課程に入学しなければならない。
USTは韓国科学技術研究院(KIST)や韓国天文研究院など全国32カ所にのぼる科学技術分野の政府出資研究所が参加する国家研究所大学院。全校生の約1500人全員が研究員兼学生として国家研究開発(R&D)プロジェクトに参加する。32カ所の出資研究所キャンパスがすべて講義室であり研究室だ。言わば個別研究所は「単科大学院」に該当する。