【社説】国の外で警報音鳴っているのに「大丈夫だ」という韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.13 11:20
あまりにも違う。韓国経済に対する認識の違いだ。国外では相次いで警告音が鳴っているのに韓国政府は「経済が回復中」という立場から一歩も動かないでいる。最近灯った赤信号は経済協力開発機構(OECD)の韓国景気先行指数だ。100を下回れば今後景気が停滞することを意味する。OECDがこのほど発表したこの指数は6月に99.2を記録した。3月の99.9から4カ月連続で100未満だ。昨年3月に101でピークに達してから15カ月連続で下落した。1999年9月から2001年4月までの20カ月連続で下り坂となってから最長期間の下落記録だ。当時の下落は米国のドットコムバブル崩壊の余波によるものだった。
長期間下落よりさらに恐ろしい点はこの指数がよく当たるという事実だ。通貨危機や金融危機だけでなく、2000年代初めのクレジットカード大乱や2012年の内需沈滞のように国内要因のために経済がぐらついたことも正確に予測した。