【社説】国民年金改革、国民の同意が先だ=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2018.08.11 13:53
韓国政府の国民年金改革案の輪郭が表れた。保険料を引き上げ、現在60歳である義務加入上限年齢を高めるという。少子高齢化と期待寿命延長で基金の枯渇が早まるという予測のためだ。国民年金基金は当初、2060年までは持ちこたえると予想していたが、これより3-4年前倒しになるという見方が強まっている。
国民年金制度発展委員会は現在「所得の9%」の保険料率を2028年ないし2033年まで徐々に「13%」まで高めることを提案している。今後40%まで低める国民年金の所得代替率を現行の45%に維持する場合、引き上げ率はさらに高まる可能性がある。特に義務的に加入して保険料を出す年齢の上限を60歳から65歳に高める案が目を引く。期待寿命が伸びて実質的な引退年齢が高まっている点を考慮すると一見妥当だ。