【時論】飲酒犯罪に寛大な「酔っ払い大韓民国」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.17 08:50
酒は人類の歴史と共に歩んできた嗜好食品だ。適度に飲めば新陳代謝を高めて社会生活への活力の素になる。だが、飲み過ぎた状態で暴力行為や飲酒運転をする場合には深刻な社会問題を引き起こす。
実際、今年4月に全羅北道益山(チョルラブクド・イクサン)で酔っ払いを助けた益山消防署所属の119女性救急隊員が頭部を5回も殴られた後、脳出血で結局死亡する事件が発生した。1日には益山のある総合病院救急室で酔っ払いが医者に激しい暴行を加えた。酔っ払いが警察官に暴力を振るうことは茶飯事だ。
このように、最近酔っ払いによる警察・消防署員・医療スタッフへの暴行が増え、これ以上彼らに温情を施すべきではないという社会的共感が形成されている。大多数の市民が深い眠りにつく深夜の時間帯に大韓民国の都市に配置されている警察署や交番、派出所では、単なるミスとして大目に見ることができないほど深刻な酔っ払いの不条理と騒乱が絶え間なく発生している。