<済州フォーラム>俳優チョン・ウソン「他民族を排斥して子どもに世の中を愛せと言えるか」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.27 13:29
済州道(チェジュド)に到着したイエメン難民549人がこれまで純血主義しか知らなかった韓国社会に投げかけた波紋は大きい。他人事だとばかり思っていた難民問題が韓国の問題として身近なものになった。26日、元喜龍(ウォン・ヒリョン)済州知事は「文在寅(ムン・ジェイン)大統領に会って、済州に来たイエメン難民問題を国家次元の懸案として扱ってほしいと直接掛け合いたい」と明らかにした。
この日、済州道西帰浦市(ソギポシ)の済州国際コンベンションセンターで開幕した第13回済フォーラムでも難民問題が重く扱われた。中央日報が準備した「道の上の人々:世界難民問題の今日と明日」というテーマの特別セッションでだ。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)親善大使の俳優チョン・ウソン氏がキム・ピルギュJTBCアンカーとともに対談に登場した。チョン氏は2014年からUNHCR親善大使として活動している。
チョン氏は今月20日には、世界難民の日を迎えて「今日#難民と共にしてください。彼らに対する理解と連帯で彼らの希望になってください」というコメントを残して議論の中心に立った。チョン氏はこの日の行事で「毎年やってきたように、難民に対する関心を促してUNHCRの公式立場コメントを掲載したが、これ(コメント)に済州のイエメン難民問題が取り上げられた」とし「今は賛成・反対の立場を考える前に、理解と観点の違いをまず説明しなければならないのかもしれない」と口火を切った。