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<W杯>メキシコ戦は韓国の最後の機会…叱責よりも激励を

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.22 15:25
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24日0時(日本時間)にロシア南部アゾフ海沿岸の港町ロストフ・ナ・ドヌで、サッカー韓国代表がメキシコ代表と2018ロシアワールドカップ(W杯)本大会F組第2戦を行う。18日の第1戦で力を発揮できずスウェーデンに0-1で敗れただけに、韓国代表の株価を上げる事実上最後の機会となる。

残念ながら、初戦で敗れた代表チームがファンの厳しい批判を受けたのはやむを得ない。あまりにも内容が良くなかった。昨年12月にロシアW杯本大会の組み合わせ抽選の結果が出ると、代表チームは「一つは必ず勝つ」という覚悟でスウェーデンを標的に決めてから半年が経過した。欧州出身の戦力分析専門家を雇用し、相手の戦力を細かく分析し、コーチングスタッフが何度も欧州に渡って彼らのAマッチ強化試合を現場で観戦した。

 
自分たちのものは徹底的に隠した。強化試合を行うたびに選手の構成と背番号を変えた。代表チームはW杯最終エントリーを確定した後、国内の取材陣にも戦術訓練を一度も公開しなかった。歴代のW杯でも類例がないほどだ。ロシア・サンクトペテルブルクにある代表チームの練習場でスウェーデンの記者に会ったが、「韓国チームの予想フォーメーションを描いてほしい」という要請に返答せず微笑んで済ませた。仕方がなかった。本当に分からなかった。

ところが、スウェーデン戦でふたを開けてみると結果は虚しい0-1の敗北。しかも90分間で1本の有効シュートもなかった。サッカーファンの怒りは理解できる。現場で競技を見ていた取材陣の間でも「このような試合をするために今まで隠してきたのか」という声が出てきた。

「無条件に勝利」を期待したスウェーデンにむしろ勝ち点3を献上することになり、この先がどうなるのか心配だ。決勝トーナメント(16強)に進むためには残り2試合でなんとか1勝はすべきだが、相手チームは強い。グループリーグ最終戦の相手ドイツは国際サッカー連盟(FIFA)ランキング1位であり前大会の優勝チームだ。今大会も有力な優勝候補に挙がっている。第2戦で対戦するメキシコはそのドイツに第1戦で1-0で勝った国だ。初戦から大魚を釣ったメキシコは競技力・自信ともにピークを迎えている。

もしかすると選手の立場では進退両難なのかもしれない。国民が「W杯は証明する場」といって背中を強く押すが、前には恐ろしいライオンと虎が爪と歯を見せて待っている。

メキシコはあらゆる面で「韓国のアップグレードバージョン」といえる。韓国よりも速く、技術があり、組織的で、プレスもうまく、ゴールも多く決める。疲れも見せず、戦術適応力も高い。スタイルが全く違うスウェーデンやドイツよりむしろ難しい相手かもしれない。

全体的に似たスタイルでありながら実力が上回る相手と対戦する時、正攻法は禁物だ。オプションは2つ。これまでとは全く違う形の新しい戦術で意表を突くか、徹底的に守って少ないチャンスを逃さず得点に結びつける形がある。前者は無理だ。後者がそれなりに現実的だ。

メキシコ戦で耐え抜いて「勝利」に挑戦しなければいけない韓国の立場では、エース孫興民(ソン・フンミン、26、トッテナム)の攻撃力を最大化する方法を探すことが重要になる。孫興民が速くて上手いメキシコのDF選手の間で孤立する状況を防ぐには、技術とスピードを兼ね備えたFWを周囲に配置して相手の守備を分散させる必要がある。スウェーデン戦に先発出場した黄喜燦(ファン・ヒチャン、22、ザルツブルク)、李在成(イ・ジェソン、26、全北)のほか、李承佑(イ・スンウ、20、ヴェローナ)、ムン・ソンミン(26、仁川)がメキシコ戦の「サプライズカード」として注目される。

環境への適応も重要だ。第2戦の場所ロストフ・ナ・ドヌは平均気温が22.2度と、ロシアW杯開催都市のうち最も高い。昼の最高気温は30度半ばまで上がり、韓国の大邱(テグ)の夏と似ている。メキシコ戦が行われる23日も昼の最高気温は34-35度と予想されている。体力的な対応が必要だ。

一方的な競技場の雰囲気も変数となる。メキシコ戦が行われるロストフ・アリーナは最大4万5000人を収容するが、試合当日には3万人近いメキシコのファンが観客席を埋める見通しだ。韓国の観客は1000人に達しないと予想される。人数に比べて応援が目立たなかったスウェーデンのファンとは違い、メキシコは組織的で騒がしい応援をすることで有名だ。

代表チームが克服しなければいけないもう一つの重要な変数は一部の国民の激しい非難だ。スウェーデン戦の直後、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の「国民請願」掲示板には「危険エリアでファウルを犯してPKを与えた金民友(キム・ミンウ、28、尚州)をスウェーデンに追放しろ」「国の品格を落としたサッカー代表チームを全員死刑にしろ」など、ぞっとするような内容もある。こうしたコメントに耐えかねてFW金信旭(キム・シンウク、30、全北)と張賢秀(チャン・ヒョンス、27、FC東京)はソーシャルメディア(SNS)アカウントを非公開に変えた。選手団の間にはメディアのインタビューを避けようとする雰囲気があるという声も聞こえる。

100歩譲って悪意の非難まで選手が負う部分だと認めても、その時点が今では困る。サッカーの試合では90分間に何が起こるか分からないし、代表チームにはまだ180分もの時間が残されているからだ。今は叱責より応援と激励が必要な時だ。

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