済州にイエメン難民500人…政府に「受け入れ反対」請願20万人超える
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.19 10:02
18日午後12時30分、済州市龍潭(ヨンダム)3洞の済州(チェジュ)出入国・外国人庁の前。芝生の上でイエメン人男性5人が履き物を脱ぎ、ひざをついてお祈りをした。イスラム教徒は一日に5回、このように祈祷する。祈祷は平和な印象を与えたが、彼らの目は怯えていた。「イエメンではタンクで多くの人が死亡し、それを避けてきた」。22歳のアルパラピさんはイエメンの都市ダイズからマレーシアを経て5月2日に済州に来た。アルパラピさんは通訳を通じて「健康な男性は軍隊に強制的に連れて行かれたり、考えが違うという理由で殺されたりする」とし「イエメンにいる家族が心配」と話した。
この日、出入国・外国人庁は約300人のイエメン難民申請者で込み合っていた。済州にいるイエメン人を対象に就業相談と医療支援をすると聞いて集まったのだ。難民法によると、難民審査期間6カ月を超えた時点から就業が可能だが、出入国庁は生計の困難を訴える済州居住イエメン人のために特別に早期就業を認めた。14日に養殖場と漁船の船員として約200人の就業を斡旋したのに続き、飲食業事業主を呼んでイエメン人の就業を支援した。非営利市民団体グローバルインナーピースのコ・ウンギョン代表は「最近もお金がなくなって困っていた6人のイエメン人をサポートした」とし「故郷に帰りたくても帰れない人たちに人間らしく暮らせるよう職場を与えるこうした努力が重要」と話した。