【コラム】韓国の宇宙開発、国際協力にさらに力入れなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.18 09:25
民間宇宙ベンチャー企業スペースXのショットウェル社長は最近カナダのバンクーバーで開かれたTEDカンファレンスで、「人類が生存し繁栄できる別の星を探す」その第一歩をスペースXが踏み出すだろうと宣言した。スペースX創業者であるイーロン・マスクは超大型宇宙旅客船(BFR)を開発し、これを通じてニューヨークと上海を40分で走破するという宣言をしたことがある。また、2024年までに民間による火星有人探査を実現させると宣言した。1万個の小型衛星を打ち上げまだインターネットへのアクセスができない70%の地域の40億人に対する宇宙インターネットサービスを提供するという計画も推進している。
これまで韓国の宇宙開発の根幹は自主開発能力の拡充だった。技術移転を忌避している宇宙のような戦略技術分野で技術後進国が先進国を追撃するためには当然の戦略といえる。こうした努力の結果で韓国もある程度の技術力を確保することになった。これからは世界へ目を向けなければならない時期が近づいた。
トランプ政権が発足し米国は有人宇宙探査への回帰を宣言し、月宇宙ステーション建設計画を立てている。欧州宇宙機関は月の有人基地建設に向けたムーンビレッジ事業を策定し推進する計画だ。これら宇宙探査計画は世界的国際協力事業として推進される計画だ。技術力と投資力があってこそ参加できる。得られる成果は共同参加国だけが共有することになる。