22年ぶり韓国国内に自動車工場建設…年俸は現代車の半分
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.01 08:56
光州市(クァンジュシ)が推進してきた新規自動車工場建設事業が本格化する。現代自動車グループが事業のための議論に公式的に参加することになった。予定通り2020年に完工する場合、1998年に稼働したルノーサムスン釜山(プサン)工場以来22年ぶりに国内自動工場が誕生する。特に光州市は雇用拡大のために新規工場の職員の年俸を現代車の平均賃金の半分にもならない4000万ウォン水準に維持する計画であり、波紋は大きいと予想される。
光州市と関連業界によると、現代車グループはこの日午後、光州市に新規工場建設事業に対する投資意向書を提出した。本格的な事業参加のために光州市など事業関係者と議論を始めるということだ。現代車が事業の検討を始めたことで、状況を眺めていた他社の投資も続く可能性が高まった。
自動車工場の建設は光州市が主張する「光州型雇用政策」の核心だ。光州型雇用政策とは、労使間の協議と社会的な大妥協を通じて適正賃金を業界平均の半分ほどに抑える代わりに雇用を増やすというものだ。しかし実現する可能性が低いという指摘が多く、実際に参加の意思を表す自動車企業もなかった。