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【コラム】立派な韓半島運転者になるためには(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.28 16:14
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26日の板門店(パンムンジョム)会談は破格だった。誰も予想できなかった。今までの南北接触とは全く違う。このような会談が可能だとは想像できなかった。首脳会談はあらかじめ完全に準備するのが慣例だ。警護上の不安もある。そのような負担を越えるほど相手に対する信頼が築かれたということだ。

実際、このように会える条件は十分にある。南北間には通訳が必要ない。いつでも駆けつけることができる距離にいる。板門店はソウルから50キロ、平壌(ピョンヤン)から150キロだ。劣悪な北朝鮮の道路事情を考慮しても半日で着く。米国と衝突した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は南側をテコにしようとするかもしれない。そうだとしてもこのように一度開かれれば南北間の新しい道になるだろう。文大統領の表現のように「友人のように日常的に」会談ができるようになった。

 
すべてのことが順調なわけではない。米朝会談はつまずいて危機を迎えた。もう少し立派な「運転者」になるには何をすべきか。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の迅速な努力にもかかわらず、当事国の間では誤解が多い。米国は韓国を十分に信頼しているのだろうか。文大統領は「統一閣」会談の内容を米国側に伝えたと明らかにした。しかしトランプ米大統領と直接電話をしたのではない。事前協議があったかどうかについても答えなかった。

韓米首脳会談が21分で終わったのは意外だ。文大統領は南北首脳会談の結果を持って行った。金委員長に近く会うことにしたトランプ大統領としては尋ねることが多かったはずだ。さらに南北首脳は「徒歩の橋」で30分間の非公開対話をした。会談中断を宣言する考えだったのなら、なおさら文大統領の意見が気にならなかったのだろうか。

トランプ大統領は記者会見で文大統領の発言を「通訳する必要ない」と述べた点も疑問だ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)側の説明のようにトランプ大統領は「良い言葉であるはずだから」と話したが、それにしてもだ。文大統領の言葉を米国の記者らには伝えるべきではないのか。一部のメディアが報道したように「前に聞いた話だから」と言ったとすれば本当に深刻だ。

トランプ大統領が文大統領に北朝鮮の談話と文大統領が伝えた内容が違うと尋ねたというニューヨークタイムズの報道は事実ではないことが確認された。ところが米朝会談を北朝鮮と米国がお互いに相手が提案したと主張し、北朝鮮に対するトランプ大統領の不満が強まった過程を振り返ると、すっきりしない。少なくともそのような推測をした状況は残るからだ。


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