【コラム】サムスンは耐え抜くことができるだろうか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.11 10:14
先月29日、ベトナムのハノイ国立コンベンションセンターは午前6時から最後尾が見えない長蛇の列ができた。サムスン電子・サムスン電機・サムスンディスプレイ・サムスンSDI・サムスンSDSのベトナム法人新入社員試験に3243人が集まったためだ。ベトナムでのサムスン大卒初任給は、他の企業より10~15%多い1100万ドン(約5万3000円)だ。このため工科系の学生が最も入りたい羨望の企業1位に挙げられる。
だが、韓国では状況が違う。今、サムスングループは韓国で「公共の敵」さながらに集団バッシングに遭っている。その理由はおよそ10個を越える。朴槿恵(パク・クネ)・崔順実(チェ・スンシル)国政壟断特別検察官チームは、サムスンが李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長への経営権継承のためにわいろを提供したとして起訴した。裁判所は2審でこの容疑を無罪と判断した。無労組経営も口実になっている。検察はサムスン電子サービスが労組破壊活動をしたとして捜査を行ってきた。裁判所は争いの余地があるとして検察の拘束令状請求を棄却した。