「米国が非核化レベル上げると…金正恩、背後には中国…」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.09 07:45
トランプ米大統領との非核化談判を控えた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の動きが尋常でない。3月25日から4日間の日程で中国北京を訪問した金委員長が7日、また中国を訪問した。43日ぶりとなる2回目の訪中だ。金委員長は大連で7日、8日に2回も中国の習近平国家主席に会い、懸案について意見を交わした後、この日午後に帰国した。
その間、北朝鮮の最高指導者はロシアや中国、さらに欧州を訪問する際にも列車を利用してきたが、今回、金正恩委員長は初めて飛行機に乗った。それだけ急ぎだったということだ。
南成旭(ナム・ソンウク)高麗大行政大学院長は「米朝首脳会談を控えて場所と日程を発表できないのは実務接触の過程で何かがうまくいっていないという傍証」とし「北が非核化の意志を明らかにしたが、米国が非核化レベルをさらに高め、生物・化学兵器や人権など交渉の敷居を高めると、北が反発レベルで中国を訪問した」と説明した。そして「米国とうまく交渉が行われない場合、中国が後ろにいるということを誇示する外交戦術」と話した。