韓経:いつかGMは韓国を離れる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.26 10:42
2020年1月初め。米ゼネラルモーターズ(GM)のバリー・エングル海外事業部門社長が極秘裏に訪韓した。エングル社長は企画財政部と産業通商資源部、金融委員会、産業銀行などを回り「韓国GM生存計画(viabilityplan)」を説明した。韓国GMの中長期生存のためには韓国政府と産業銀行の資金支援が必要という請求書を差し出した。数千億ウォン規模だ。支援を拒否すれば荷物をまとめるほかないと話した。
韓国経済新聞は同じ月にGMが2018年に続き韓国政府に再び資金支援を要請したという事実を特筆大書した。韓国政府はこれを否定したが2日もたたずに事実と明らかになった。「GM撤退説」の亡霊がよみがえる瞬間だった。
GMはすぐに重大発表をした。年末までに昌原(チャンウォン)工場を閉鎖するとした。富平(プピョン)第1・第2工場を統廃合し単一工場として運営するという計画も出した。年50万台の生産体制を30万台に縮小した。2018年の群山(クンサン)工場閉鎖に続く措置で、「段階的撤退」が現実化したのだ。