【中央時評】統一は望んでいなかった…20代との対話=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.13 16:23
北朝鮮の「わが民族同士」攻勢は2000年代の南北首脳会談で採択された「6・15南北共同宣言」の第1項から始まった。「南と北は国の統一問題をわが民族同士お互い力を合わせて自主的に解決していこう」とした。北朝鮮はこれを土台に「民族強調論」を展開する。「外勢、すなわち米帝の干渉を排撃し、わが民族同士で力を合わせて祖国統一偉業を成就する」という論理だ。
ところが韓国の青年たちは民族を「想像の共同体(Imagined Communities)」と見なす学説に引かれる。民族は主権を持つと想像される政治共同体にすぎない。「我々同士」という北の提案に「いつ会ったのか」と問い返すのが20代の内心だ。
「統一は願いでなく選択」と規定する。統一の名分と総論には同意するが条件付きだった。恋愛・結婚・出産をしない3放(棄)世代の痛みは統一問題にも表れていた。4人に1人が就職できない青年にとって統一は喜びよりも不安として近づいた。