【中央時評】統一は望んでいなかった…20代との対話=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.13 16:23
「これで本当に統一すればどうしよう」。20代の青年たちの反応は意外だった。「終戦宣言」「民族統一」「平和繁栄」という華麗な言葉が踊る感激の時代ではあるが、青年たちは渋い表情だ。金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の面前で南北が手を握って「私たちの願いは統一」を熱唱し、金正恩委員長との握手が「光栄」になり、李雪主(イ・ソルジュ)夫人を「女史」と呼び、金正恩委員長の「国賓訪問」が夢ではないかもしれない劇的な状況に、青年たちは興奮しなければいけない。若いだけに進歩的なら、銃口から火薬ではなく花が飛ぶかもしれない新デタントに熱狂しなければいけない。錯覚だった。
金正恩委員長と統一、民族に対する若者たちの考えを聞く機会があった。大学院博士課程のチョンさん(29)、職場で新人のウさん(27、女性)、就職活動中のクォンさん(26、女性)、休学してインターン生活をするファンさん(26)、大学生のイさん(23、女性)、キムさん(23、女性)の6人との対話だった。ソウルの大学出身の20代を通じて見た若者たちの価値観は上の世代とはかなり違った。