【時視各角】ワシントンで「お金を出して叩かれた」韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.11 08:36
ワシントンの笹川財団は右翼「日本財団」の米国内ロビー団体だ。年間予算だけで62億ウォン(約6億2000万円)。関連セミナーと国際会議を主管したり後援したりする。目的は米国内での親日世論の形成。その笹川財団で3年前、驚くようなことがあった。2015年8月14日。誰もが関心を向けた戦後70年の「安倍談話」があった。ところがデニス・ブレア財団理事長が「談話は責任回避で一貫していた。失望した」と非難する文をホームページに載せ、ワシントン外交関係者らは驚いた。しかしさらに驚くことになったのは日本政府の対応だった。日本政府は「彼の所信、財団の独立性を尊重する」と発表した。
米ジョンズ・ホプキンス大韓米研究所(USKI)が韓国政府の予算支給中断で5月11日に閉鎖されるという。果たして韓国もUSKIを笹川財団と同じように「独立性保障」レベルで見守るのが正しかったのだろうか。私はそう思わない。韓国政府の対応が洗練されていないのは事実だが、基本的な問題点はUSKIにある。いくつか見てみよう。