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【コラム】民衆が貧しければ革命でない=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.09 17:04
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ニューヨークタイムズは先月30日、「北朝鮮はK-POPの侵入に耐えられるだろうか」と題した記事を掲載した。平壌(ピョンヤン)訪問の南側芸術団にガールズグループRed Velvetが含まれたことに言及した。韓国軍はK-POPを非武装地帯で拡声器を通じて心理戦の武器として活用していて、K-POPが脱北の動機になり得るという点を想起させた。

4月1日の公演で疑問は解けた。金正恩(キム・ジョンウン)委員長は公演を観覧した後、歌手と握手をして記念写真も撮った。北朝鮮のテレビではカットされたが、K-POPを受け入れたのは北朝鮮が正常な国であることを見せようとする魅力攻勢の立派な手段になった。

 
南北首脳会談(27日)と米朝首脳会談(5月)を提案し、中国を電撃訪問して習近平主席と会った金正恩委員長は今、韓半島(朝鮮半島)の運転席に座っている。しかし非核化の意志が疑われる瞬間、ワシントン強硬派はためらわず軍事オプションを取り出すだろう。

一方、金正恩委員長が北核完全廃棄という理性的なカードを出せば、米朝国交正常化と経済支援という破天荒な新世界が展開する。この時、ベトナム式ドイモイ方式が最も望ましい。政治的には社会主義体制を維持するものの、市場経済を採択して米朝国交正常化を通じて外資誘致と開放を達成し、飛躍的に成長するモデルだ。

ベトナムはホーチミン(1890-1969)の精神が死後にも支配する独特な国だ。彼の強靭なリーダーシップで独立戦争をし、植民地宗主国のフランスを追い出した。世界最強の米国と戦って勝ち、中国を退けた。1992年に憲法に市場経済を導入した後、不倶戴天の敵だった米国と95年に国交正常化し、経済に翼をつけた。米国の原子力空母が入港すれば共産党と全国民が熱烈に歓迎する。東南アジアで米国と最も協力的な国になった。敵とも手を握るホーチミンの実用主義が、ベトナムが米国と共に中国の覇権主義を牽制する奇跡のような転換を引き出した。

ホーチミンと金正恩には若くして西欧世界を経験したという共通点がある。84年生まれの金正恩はマイケル・ジョーダンが好きなバスケットファンであり、スイス留学時代(1996-2001)にはシカゴ・ブルズのユニホームにナイキの運動靴をはいて登校した。NBAの試合を見にパリにまで行った。貧しい植民地の青年ホーチミンが厨房補助として船に乗り、1911年に入国してガーデナーとして働いたところだ。

共産革命家として、労働者として多くの仮名を使いながら米国・南米・欧州・アジア・アフリカを行き来したホーチミンは全身で世の中の道理を体得した。英語・中国語・フランス語に流ちょうで、タイ語・スペイン語・ドイツ語・ロシア語も話した。金正恩もスイスの学校で英語とドイツ語で勉強した。2007年には世界軍人大会参観のためインドのシリコンバレーと呼ばれる情報通信産業の中心地ハイデラバードに行ったこともある。

広い世の中を経験したためだろうか。金正恩は父の金正日(キム・ジョンイル)総書記とは違った。思想的汚染や住民統制弱化を懸念した金正日時代の消極的経済運営方式を捨てた。楊亨燮(ヤン・ヒョンソプ)北朝鮮最高人民会議常任委員会副委員長は金正日の死去から1カ月後の2012年1月17日、AP通信のインタビューで「(金正恩は)知識基盤経済に焦点を合わせていて、中国など他の国々で施行された経済改革を研究している」と述べた。金正恩は同年1月28日には資本主義的な方法を含め、経済改革のためのあらゆる方法を議論するよう指示した。

ホーチミンは「革命をしても民衆が依然として貧しくて不幸ならそれは革命でない」と語った。金正恩も「人民に豊かな生活をさせられないことを考えると眠れない」と吐露した。本心ならホーチミン式実用主義の道を歩む可能性がある。

金正恩は昨年11月29日、6回目の核実験をして核武力完成を宣言した後、1カ月も経っていない12月23日、権力の心臓部である平壌(ピョンヤン)の郊外に江南(カンナム)経済開発区を設置して外資誘致をすると述べた。未完成の核武力を完成したと急いで宣言したのは、対話局面に転換するという意志が反映されたものだ。3月末に開催されたヘルシンキでの韓国・米国・北朝鮮1.5トラック会議で北朝鮮外務省の関係者は「値さえうまく出せば金正恩同志の決断に基づいて核を出すことができる」と話したという。

金正恩がベトナム式ドイモイモデルを選択すれば北朝鮮は魅力ある投資先となる。同時に中国の覇権的な干渉から抜け出した「親米非中」国家になり、米国と中国が競争的に協力しようという構図が形成される。平壌にトランプタワーが建設されるのも時間の問題だ。しかし北朝鮮が片手に核を握っている限り、金正恩が約束した「社会主義富貴栄華」は不可能だ。金正恩が北核の完全廃棄を決心すれば、次のノーベル平和賞受賞者は文在寅(ムン・ジェイン)、金正恩、トランプの3人になるだろう。

李夏慶(イ・ハギョン)/主筆

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