韓国、米朝協議仲裁カードは「2年以内に北朝鮮完全非核化」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.09 07:53
青瓦台(チョンワデ、大統領府)が2020年までの完全な非核化とこのための朝米相互間の「先制的信頼措置」を米国と北朝鮮の間で行われる非核化交渉の仲裁カードとして積極的に検討し、南北首脳会談を準備している。
首脳会談の準備過程に詳しい与党関係者は8日、「4・27南北首脳会談で仲裁者としての韓国の役割は、米国が納得するほどの非核化の先決措置を金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長から引き出すこと」とし「このために金正恩委員長にも北の体制安定のためのトランプ米大統領の措置を明確に伝える過程が並行されなければいけない」と述べた。また「仲裁が実現すれば、5月末の朝米首脳会談で2020年までの完全な非核化ロードマップにも合意できるだろう」と強調した。2020年はトランプ大統領の最初の4年任期(2021年1月終了)を念頭に置いたもので、「トランプ大統領の任期内の北朝鮮非核化」を意味する。非核化を実現させるためには非核化にかかる時間をできる限り短縮すべきだというその間の青瓦台の立場をさらに明らかに言及したと分析される。