【中央時評】日本では時給1400円で求人しても…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.06 09:33
「アルバイト募集中、時給1400円~」。東京の銀座と新橋の境界付近のガソリンスタンドに数カ月前から掲げられている看板だ。昨年まで1200円だったここの基本時給は年初に1400円に上がった。「この町の牛丼屋も1400円を支払っている。1200円では人が来ないので引き上げた」。ガソリンスタンドのマネージャーの説明だ。たいてい1000-1100円のコンビニ・スーパー・飲食店よりかなり高いが、極端なケースというわけではない。数日前にNTTドコモが携帯電話加入者に送ったバイト情報メールには時給1500円が並んでいる。
地域別に異なる日本の最低賃金は平均848円。東京が958円で最も高い。この数字は最低基準にすぎない。最近、最低賃金では最低限の人手も確保するのが難しい。賃金の上昇について専門家らは当初、人口構造の変化に注目した。少子高齢化で労働力が減っているためという分析だった。しかしアベノミクスで景気が好転すると見方が変わった。景気回復で労働需要が増えたのが賃金上昇の主な要因というのが結論だ。最低賃金が上がったからという説明は全く出てこない。最近日本を訪問した韓国経済学者がこれを近く学界で報告する予定だ。