【社説】労働組合に生死がかかるクムホタイヤと韓国GMの暗鬱な現実
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.30 11:34
韓国2位のタイヤ企業クムホタイヤが今日までに債権団に「経営正常化履行約定書」を提出できなければ不渡りを出すことになる。会社を生かすには海外売却と賃金削減が必要だが、労働組合がこのような自律協約に反対しているからだ。李東杰(イ・ドンゴル)産業銀行会長は「中国の青島双星(ダブルスター)の投資を誘致できなければ、4月2日に手形が戻ってきて不渡り処理される」とし「そうなると青瓦台(チョンワデ、大統領府)も防げない」と伝えた。クムホタイヤの運命が労働組合の手にかかっているわけだ。
残念ながら韓国GMも勤労者と協力会社の従事者30万人の将来が労働組合の手にかかっている。GM本社は経営正常化のための新車配分と追加投資は労働組合の苦痛分担を前提とするとし、明日までに賃金・団体交渉暫定協議案を出すよう要求している。しかし労働組合は定年65歳への延長と今後10年間の整理解雇禁止を要求して闘争している。