米外交専門家「中国、米朝会談に影響を与えようと先手」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.28 08:43
米国のホワイトハウスとメディアは北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の訪中関連報道にひとまず慎重な立場を見せた。ホワイトハウスのラージ・シャー副報道官は26日(現地時間)の定例記者会見で「私はその報道を確認できない」とし「報道が事実かどうかは分からない」と述べた。続いて「ただ私が述べようとするのは、世界の数十カ国が共にした(トランプ)大統領の最大限の圧力作戦が実を結び、北朝鮮を対話テーブルに引き出したことで、我々と北朝鮮は以前の地点よりも良いところにいるということだ」と述べた。シャー副報道官は「したがって我々は(実現の)可能性がある(米朝)首脳会談を数カ月後に控えて期待している」と付け加えた。
米国務省の関係者も「報道は知っているが、事実かどうかは中国側に問い合わせしてほしい」という立場を表した。ワシントンの外交専門家らは「金正恩委員長が中国の習近平国家主席の訪中要請を受け入れたとすれば、これは北朝鮮と中国の双方に『ウィン・ウィン』になると判断したからだろう」とし「特に金委員長としては米朝首脳会談を控えてトランプ大統領に『いざという時には我々は中国と手を握って米国に対抗する』というテコを見せて警告メッセージを投じた」と解釈した。